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July 2017
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歯磨きをサボって油断しているとすぶに悪い微生物が口の中に増えていき、それらの悪玉微生物は自分のすみかを歯や歯ぐきの周りに確保して、う蝕(虫歯)や歯周病を引き起こします。ちょっと考えてみてください。歯の原因は、お口の中に棲息する虫歯菌です。虫歯菌は歯垢の中で増え、食べ物などの糖分から酸を作り出します。その酸が歯の表面のエナメル質や、内側の象牙質を溶かしていくのです。 歯が痛い、冷たいものがしみる……こういった症状があるなら、虫歯を疑いましょう。虫歯は虫歯菌を原因とした感染症で、誰もがかかる可能性がある病気。一度かかると、ごく初期でない限り、歯を削る治療が必要になってきます。 私たちは毎日、このように口の中に巣食う微生物たちと一緒に暮らしているわけです。それらの微生物は、のどから気管支、そして肺にまで入り込んだり、歯ぐきの中の血管にもぐり込んで、血液とともに、また、炎症の現場で生まれたさまざまな成分も同じように全身に散らばります。
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